2025年7月2日
空の色と海の色、ともに濃い紺から淡い水色の青のグラデーションのあいだにあります。 人が地球上に現れてから今に至るまで、ずっと見続けてきた色です。 私は夏が近づき日差しが強くなってくると、青のグラデーションが他の季節より気 […]
2025年6月27日
とある若い女性の流す涙がこぼれ落ちると真珠になる、というドタバタコメディを観たことがあります。 登場人物たちがあの手この手で彼女に泣いてもらおうと四苦八苦する物語でした。 それを大笑いしながら見ていた私も、もし突然そんな […]
2025年6月20日
いつか行ってみたい国のひとつにペルシャ(イラン)があります。 子供の頃、絵本で見たアラビアンナイトのシンドバッドの冒険には本当にワクワクさせられました。 物語を通して異国を意識した最初でもあります。 成人してから数々の国 […]
2025年6月14日
ムシムシ、ジメジメ・・・・・梅雨の季節になると、湿気のない乾いた国に行きたくなります。 かつてそんな北の国で数年過ごしました。 でも蒸し暑さとジメジメには無縁だったものの、長く暗く厳しい寒さの冬を思い出すと、たとえ長雨と […]
2025年6月6日
地球温暖化と言われて随分時間が経ちますが、特にここ数年来の夏の暑さは暴力的です。 でも屋内はどこもエアコンが効いていて、以前ほど汗だくになる場面は減りました。 それとともに旧来の暑気払い方法ではとても太刀打ちできなくなり […]
2025年5月30日
北ヨーロッパの長く陰鬱な冬のあと突然やってくる夏の光は、拍子抜けするほど明るく、柔らかで何の屈託もありません。 室内に差し込む光もやさしく忍び込んでくるよう。 スウェーデンに暮らしていたころ、屋内の照明もぼんやりとした反 […]
2025年5月23日
取材でフランスの地中海沿いの街に行ったときの話です。 丸一日取材予定のない休みの日があり、ホテルで読書でも・・・・と思っていたところ、クライアントから運転手付きの車を一台自由に使っていい、とのありがたい話をいただきました […]
2025年5月9日
数年前、個展の作品作りのために、たくさんのガラス瓶を撮りました。 香水瓶のようにガラスの美しさを極めた工芸品ではなく、ありきたりのビールやウイスキーの空き瓶です。 最初はスタジオにあった撮影用の小道具の瓶を撮っていたので […]
2025年5月2日
ロンドンの博物館で展示されていた産業革命時代の蒸気機関を見たことがあります。 本物だったのか、レプリカだったのか定かではありませんが、その巨大さに唖然としました。 これだけ大きな金属の機械があれば(日本の二階建ての家屋よ […]
2025年4月25日
数年前、サン テグジュペリの小説を二冊たて続けに読みました。『夜間飛行』と『人間の土地』です。 サン テグジュペリが生まれると間もなく飛行機がこの世に現れました。 長じて彼は飛行士になり、飛行機というその時代の最新テクノ […]