赤い車
ひと昔以上前になりますが、車を運転できるようになったばかりの若い女性と仕事で一緒になりました。
どんな車を買ったらいいか迷っていると相談され、車好きな私は早速オシャレで取り回しがよく、故障の少なそうな2~3台の小型車を選び出し、この中からどうですか?とアドバイスしました。
それから数か月が経ち、車を勧めたこともすっかり忘れた頃、件の女性とまた仕事で一緒になりました。
車を買ったと嬉しそうに言ってきたので、どの車にしたのかと尋ねたところ、ますます嬉しそうに、「赤い車!」とひとこと。
「赤いの・・・・・?」
そうか。
しばらく間をおいて、私はその女性にとっては車のデザインや性能より色の方が遥かに大切だと気が付き新発見をした思いでした。
近頃ワクワクする色の車、ハッとする色の服装の人を見かける機会が減った気がします。
車や服の色に頼らなくても、幸せな時代なのかな?
写真作品はインスタグラムにもあげています。合わせてご覧いただければ幸いです