見果てぬ夢

私は車好きで、運転好きです。

運転する車はそれなりのスピードが出れば十分で、スタイルが良く、エンジン音が心地良ければ、言うことなし。

それにはイタリアの車が一番です。

一枚の鉄板から彫刻のような美しい面をした車を作り出し、騒音であるはずのエンジン音は見事に調律されて、運転のバックグラウンドミュージックに仕上がっています。

この赤い車はイタリアはミラノの名門、アルファロメオのちょっと古い車です。大量生産された製品ですが、車の外観を作る面の美しさに一分のスキもありません。

撮影の折、移動するのにエンジンをかけると、国産車より騒々しく感じました。この車のエンジン音を、狭いスタジオの中で響かせてはいけませんでしたね。

アルファロメオはミラノのあるロンバルディア平原とそれに続くアルプスの山岳路を走るためにできた車でした。

いつか乗れたらいいなぁ。

写真作品はインスタグラムにもあげています。合わせてご覧いただければ幸いです。